ヘルペスは自然治癒するの?患部を触ると広がる恐れがあるので注意

ヘルペスウイルスによる症状は現れたり、治まったりするために放っておいても治るのではないかと勘違いしている方もいるかもしれません。しかしながら、治療薬を一切使用しなかった場合にヘルペスウイルスが治る可能性は極めて低く、自然治癒しないので注意しておきましょう。

何故風邪の菌などの場合には自然治癒するにも関わらず、ヘルペスウイルスは自然治癒しないのかと感じる方もいるのではないでしょうか。その大きな違いの1つは菌とウイルスの違いにあります。菌もウイルスも細胞の中で増殖を繰り返しますが、菌は自ら栄養を手に入れないと死滅します。そのため、菌の場合には免疫力を向上させて菌を厳しい環境に追い込むことで自然治癒することが可能となります。しかし、ウイルスは神経細胞に寄生して、細胞が得る栄養を横取りするような形で増殖していきます。ウイルスとしては細胞が生きている限り、エネルギーをもらうことが出来るので免疫力を上げても追い出すことが出来ません。ヘルペスウイルスの場合はウイルスの中でも格段に増殖スピードが速いので、特に治りにくいと言えるでしょう。

このウイルスに感染している箇所を触ると、感染範囲が増えることもあります。特に口唇ヘルペスは患部が広がりやすいので注意しておきましょう。ヘルペスに感染している箇所は触らないのが基本となります。外用薬を塗ったとは必ず手を洗うようにしましょう。自身のヘルペスウイルスが赤ちゃんに感染してしまうこともあります。赤ちゃんは抗体を持っていないので、ヘルペスウイルスに感染した場合には大変なことにもなりかねません。感染拡大を予防する上でも患部に触れないことと、赤ちゃんに触れる前に手を洗うことを意識しておきましょう。

顔の中でヘルペスに感染する部位と言えば口唇というイメージが強いかもしれません。しかし、実は角膜にも感染してしまうことがあります。角膜に感染してしまった際には最悪の場合失明に繋がります。そのため、口唇のウイルスに触れた後は目を触らないことが大切です。患部を拡大しないためにも早めに治療することが重要となります。治療を開始してからも治るまでには、感染のリスクがありますが、徐々に抑えられていきます。治療薬を使用することによって、ウイルスの増殖が治まると感染力も次第に低くなります。それまではマスクを着用するなど、うつるリスクをどんどんと押さえることが重要となっています。